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木造の旅社
この宿の二階に泊った

 広西省三江(トン族の本拠地)からさらに西に行くと、小さなトン族の村、富禄がある。ここは貴州省从江県に抜けるルートで、富禄は三江〜从江のちょうど中間地点にあたる。

 道沿いにあるバス停はそう言われないと分からないほど小さい。三江から行くと右手に旅社が一軒、左手は市場と小さな食堂がある。これだけ見てつまらないと思ってもらっては困る。この村の中心は、左手奥の市場を通り抜けたところなのだ。

 人が歩けるほどしかない細い道で両脇には日用品や招待所食堂がずらりと並ぶ。温泉街のような、縁日のような町並み。時折、道幅ぎりぎりに馬車が通る。夕方には、家々から煮炊きするかまどから白い煙が上がり、炭の匂いが村中に漂う。

 この村の宿には温水シャワ−の設備はない。バケツにお湯を汲んで水で調節して体を洗う。数年前までは道がここで行き止まりになっていて、貴州までは船を使って行った。

 さて、この村は、農暦3月3日にある。三月三(サンユエサン)で有名な所だ。中国で言う農暦3月3日にある祭りだ。

 95年に祭りに合わせてこの村に行った。前日入りして、宿をとり下見をした。この村にはグランドと広い河原があった。このどちらかで踊りがあるはずだ。上の写真の宿にはシャワーが無かった。近くの水場に行って髪を洗った。冷たくてしびれた。

 祭り当日、河原に出ると村の人が矢倉を組んでいる最中だった。うどん屋を中心にたくさんの屋台が出ていた。どうせ踊りは午後からだろうと思って宿に帰って昼食をとった。…と、そこまでは良かったのだが…。

 昼食を終えてしばらくして、また、河原に出てみると…ナイ…河原がない。上流のほうを見てみると、川の水がドバドバやってくる。鉄砲水に近い。あっという間に河原どころかその手前の階段まで川の水がやって来てしまった。矢倉ははるか彼方、川の中ほどで鉄砲水に煽られている。踊りは無し…だった。

…こういう時もあるさ…。おとなしく帰った。





近くの村から
たくさんの人がやってくる

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