青海省嗎多(マドウ)県

 

青海省マドウ県

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マドウに雪が降った。
バスは来ない。

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親元を遠く離れて
働いている。

 バスを待っていた。レストランで、氷砂糖と乾燥フルーツの入った八宝茶(碗子)を飲み、モモと呼ばれるモスリムパンを食べ終えて、外を見ていた。

 マドウには、夜中着いた。宿に転がり込んで、暖かいコーヒーを飲んで、すぐ寝てしまった。朝方、寒さで目がさめた。中庭に出てみると、雪が積もっている。夏とは言え、標高4000Mの高地だ。
 マドウからは、2台のバスがある。共和行きと西寧行きだ。これ以外に、この町を経由するバスが何台かある。この日は、昼になっても、一台のバスも来なかった。宿に帰っても寒いだけなので、レストランにいた。客は私ひとり・・・麺を打ったり、モモを作ったりしているところをずっと見ていた。

 ここには、二人の子供が働いていた。男の子に香港や中国の他の都市の写真を見せて、ひとしきり話をした後、「学校は行かないの?」と聞くと、彼はちょっと困った顔をした。しまった・・・と思った。この家の子供とばかり思っていたが、家を出てここで働いているのだ。両親は新疆ウイグル自治区にいる。

 子供達はよく叱られていた。男の子は、いくら怒られてもケロッとしていて、料理を運ぶときにも、わざと1回転して皿を置いたり、なかなかの伊達男なのだ。まだ小さい女の子は、野菜を買いに行ったり、水汲みに行ったり忙しく働いているが、手際が悪いからかこれもよく叱られていた。バスが来るかと外に出ると、その女の子は
雪の降る切れるような寒さの中、大きく肩を揺すって泣いていた。
 まだ10歳にも満たない子供には、確かに辛い仕事だ。泣いていたり怒っていたりする女の子には、甘いものをやれ、というのは太宰が言った言葉だが、ここ中国でも同じだ。ザックから外国製のチョコレートを持ってきて封を切らずにわたそうとすると受け取らないので、チョコレートを割って一口食べてから残りをわたすとやっと受け取った。この子も親元を離れている。

 貧しい家では、口減らしのために、こうしてよく子供が働きに出される。秘境辺境と呼ばれるような所は、風景がよく、人もいいというが、こういう悲しい現実もたくさんある。人身売買というケースもよくある。

 この日、とうとうバスは来なかった。次の日、ギュウギュウ詰の共和行きミニバスに乗った。途中、何台ものバスが雪に、はまっていた。こんな所でスタックしたら・・・とゾッとした。しかし、その周りの景色は、怖いくらい美しかった。

 共和〜マドウ間の風景は、素晴らしい。直通のバスもあり手軽にこの雄大な景色を楽しむことができる。ただし、マドウのホテルには、シャワーはない。

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このドロリとした感じが
いかにもアジア。

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食堂で働いている少年
学校には通っていない。

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周りに道はない。
どこに行くんだろう?

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この場所は、
チベット族サラ族
が多い。

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乗客は誰もいなかった。

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昨日のバスは、
まだ止まったままだった。

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厳しい場所は
なぜか美しい

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トラックの荷台で
移動する。

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中国は好きか?
と聞いてくる・・・。(笑)

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