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ツァンパ節

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川沿いは巡礼路になっていて
至る所で穀物が焚かれる

 夏のラサは旅行者があふれる季節。イベントといえば大タンカをすぐ思い浮べる人が多いだろう。シガツェのタシルンポの大タンカの少し前、ラサではツァンパ節という祭りが催される。「ツァンパ節」というのは仮の名前でチベット人たちは、その日がダライラマの誕生日だということをみんな知っている。

 祭りは朝早くから町はずれの寺で始まる。銅鑼や太鼓がなり読経が鳴り響く。この寺へ続く川沿いの道をチベット人たちは、ツァンパなどの穀物を手にしてやって来る。途中何ヶ所かでこの穀物を炊く。チベット人どうしすれ違うときには、「タシデレ!」と言ってツァンパをかける。ただ、漢族に対しては別で主にチベット人同士でやっている。  外国人に対してはというと…おもしろがって、いやって言うほど粉を浴びせられる。僕のようにカメラを持っていると、カメラにかからないように頭や首筋にそっとかけてくれる。

 この町はずれの寺に行くバスを見てみると、すでに粉だらけだった。通行人は容赦なくバスに粉を浴びせる。中にいる人はもちろんドライバーまで真っ白だ。床もどろどろでドライバーが気の毒になった。

 夕方、寺近くの河原に行ってみると、まだたくさんの人が酒盛りをしていた。ポリタンクに入ったチャンをさしつさされつでやっている。日が陰ると皆片付けをはじめた。夏のチベットは雨季にあたる。夕方、特に、この時間に雨が降ることが非常に多いのだ。
 真っ青だった空はあっという間に厚い雲に覆われた。それまであったかかった風は切れるような冷たさで首の脇を通っていく。これだからダウンは手放せない。
 帰り道は酔っぱらったチベット人たちと一緒に歩いた。途中でかなり強い雨が降ってきた。一人の男がチベット語で歌を歌いだした。続いて何人かが歌った。息が白い。チベタンの女の子が合流した。歌が掛け合いになっていて面白い。

 最初に歌いだした男が僕のところに来て「ちょっと飲んでいこう」と言った。
もう町の入り口まで来ていた。

 日本でいうところのバーのような低い椅子のある飲み屋だった。日本と違うのはビールの値段が酒屋で買うのと同じということ。






タシデレ!
とツァンパを撒く!






女性もチャンやビールを飲んでご機嫌だ。

一本2,3元のビールを飲んでこの祭りがなぜツァンパ祭りと言うのか、ダライラマのこと、今年僧侶がまた殺されたことなど2時間以上話した。漢族と違って、チベット人は政治のことでもよく話す。

「これはツァンパ祭りじゃない。ダライラマの誕生日だ!!」
と何回も言った。亡命したダライラマをおおやけに祝う祭りを中国政府は許すことはできないので名前を変えてひっそりやっている。中国政府は事実上黙認している。


 漢族がチベット人を支配するためにラサに持ち込んだもの…。
ビールに博打に売春婦!どれもチベット人は大好きだ。
二人で10本ほどビールを飲んで、よれよれれになってキレーホテルに帰った。

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